Y2023M04E1Q41|第2023年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
感覚器の位置と働きを整理します。温度感覚は皮膚や一部の粘膜にありますが、一般に冷覚の方が温覚より鋭敏です。
解説
遠視では、眼軸が短すぎる場合などに、調節しない状態で平行光線の焦点が網膜より後方に位置します。嗅覚と味覚は化学物質による刺激を受け取るため、化学感覚と呼ばれます。
温度感覚の受容器は皮膚だけでなく口腔などの粘膜にも存在します。一般に冷点は温点より多く、冷覚の方が温覚より鋭敏です。
深部感覚は、筋、腱、関節などの受容器から得た情報によって、身体各部の位置や運動を認識する感覚です。中耳の鼓室は耳管で咽頭とつながり、外気との圧力差を調整します。
職場巡視で見るポイント
視覚や平衡感覚の異常、極端な暑さ・寒さへのばく露は転倒や誤操作につながります。異常を訴える労働者には作業を安全に中断させ、必要に応じて産業医等へつなげます。
選択肢の確認
1.眼軸が短過ぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶものを遠視という。
記述としては正しい。
眼軸が短い場合などに焦点が網膜より後方となる屈折異常が遠視です。
2.嗅覚と味覚は化学感覚ともいわれ、物質の化学的性質を認知する感覚である。
記述としては正しい。
嗅覚と味覚は化学物質を刺激として受容する化学感覚です。
3.温度感覚は、皮膚のほか口腔などの粘膜にも存在し、一般に温覚の方が冷覚よりも鋭敏である。
正答。記述としては誤り。
温度感覚が皮膚や粘膜にある点は正しいものの、一般に鋭敏なのは温覚ではなく冷覚です。
4.深部感覚は、筋肉や腱にある受容器から得られる身体各部の位置、運動などを認識する感覚である。
記述としては正しい。
深部感覚は筋、腱、関節などからの情報により、位置や運動を認識します。
5.中耳にある鼓室は、耳管によって咽頭に通じており、その内圧は外気圧と等しく保たれている。
記述としては正しい。
耳管が開くことで鼓室と外界の圧力差が調整され、鼓膜の両側の圧力が保たれます。
覚えるポイント
- 遠視では焦点が網膜より後方に位置する。
- 嗅覚と味覚は化学感覚である。
- 温度感覚は一般に冷覚の方が温覚より鋭敏である。
- 深部感覚は身体の位置や運動を認識する。
- 鼓室は耳管によって咽頭と通じる。