Y2024M04E1Q20第2024年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第一種労働衛生(有害業務)労働衛生保護具

呼吸用保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

呼吸用保護具は、有害物質の種類・濃度・粒子の状態・酸素濃度に応じて選び、顔面との密着を確保する必要があります。

解説

防毒マスクは、対象ガスに適合する吸収缶で有害ガスや蒸気を除去するろ過式の保護具です。隔離式は大型の吸収缶をホースで面体につなぐため、直結式より高い濃度で使用できます。ただし、酸素濃度18%未満の場所、有害物質の種類や濃度が不明な場所、使用限界を超える場所では使用できません。その場合は、送気マスクや空気呼吸器などの給気式を選びます。

ガスや蒸気と粉じんが混在する場合は、防じん機能を備えた防毒マスクが必要です。吸収缶は対象ガスごとに区別され、代表的な色はアンモニア用が緑色、有機ガス用が黒色です。

使い捨て式防じんマスクにも、細かな粒子を捕集できる規格があります。粒径が約1μmのヒュームであることだけを理由に、使用できないとはいえません。作業と粒子の性質に適した国家検定合格品を選びます。

タオルを面体と顔の間に挟むと漏れ込みが生じます。着用のたびにフィットを確認し、ひげや締めひもの緩みにも注意します。

選択肢の確認

1.隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。
記述としては正しい。
隔離式は直結式より大きな吸収缶を使用でき、定められた使用限界の範囲で、より高濃度の環境に対応できます。

2.ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。
記述としては正しい。
ガスや蒸気だけでなく粉じんも存在するため、吸収缶に加えて適切な防じん機能が必要です。

3.防毒マスクの吸収缶の色は、アンモニア用は緑色で、有機ガス用は黒色である。
記述としては正しい。
吸収缶の標準的な表示色は、アンモニア用が緑色、有機ガス用が黒色です。

4.使い捨て式防じんマスクは、粒径 1μm程度のヒュームには使用できない。
正答。記述としては誤り。
適切な捕集性能をもつ国家検定合格品であれば、使い捨て式防じんマスクも約1μmのヒュームに使用できます。

5.防じんマスクは、面体と顔面との間にタオルなどを挟んで着用してはならない。
記述としては正しい。
タオルなどを挟むと顔面との密着が失われ、すき間から粉じんが漏れ込むため不適切です。

覚えるポイント

  • 防毒マスクは、酸素欠乏場所や種類・濃度が不明な環境では使用できません。
  • アンモニア用吸収缶は緑、有機ガス用は黒です。
  • 面体の密着を妨げるタオルやひげは、漏れ込みの原因になります。

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