Y2026M04E2Q13|第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、一次救命処置、特に胸骨圧迫、気道確保、AEDの基本手順が問われています。
胸骨圧迫では、圧迫する位置を間違えないことが重要です。
解説
一次救命処置では、倒れている人を発見したら、まず周囲の安全を確認し、反応と呼吸を確認します。
反応がない場合は、大声で周囲に応援を求め、119番通報とAEDの手配を依頼します。呼吸がない、または普段どおりの呼吸か分からない場合には、心停止とみなして心肺蘇生を開始します。
胸骨圧迫は、成人では胸の真ん中、つまり胸骨の下半分を圧迫します。深さは胸が約5cm沈む程度、テンポは1分間に100~120回が目安です。
選択肢3は、圧迫部位を「胸骨の上半分」としている点が誤りです。
救急対応のポイント
衛生管理者としては、医療上の診断を行うのではなく、安全確認、応援要請、119番通報、AED手配、心肺蘇生、記録、再発防止につなげることが重要です。
ひっかけポイント
胸骨圧迫の深さやテンポは正しくても、圧迫位置が「胸骨の上半分」になっているため誤りです。
選択肢の確認
1.一次救命処置は、できる限り単独で行うことは避け、大声で周囲に呼びかけ、応援を求める。
記述としては正しい。
一次救命処置では、1人で全てを行おうとせず、周囲に協力を求めます。119番通報、AEDの手配、胸骨圧迫の交代などを分担することが重要です。
2.傷病者の胸と腹部の動きを観察し、胸と腹部が上下に動いていない場合やよくわからない場合には、心停止とみなし、心肺蘇生を開始する。
記述としては正しい。
呼吸がない場合や、普段どおりの呼吸か判断できない場合は、心停止とみなして心肺蘇生を開始します。迷った場合には、開始を遅らせないことが大切です。
3.胸骨圧迫は、胸が約5cm沈む強さで胸骨の上半分を圧迫し、1分間に100~120回のテンポで行う。
正答。記述としては誤り。
胸骨圧迫の位置は、胸骨の上半分ではなく胸骨の下半分です。胸が約5cm沈む強さ、1分間に100~120回のテンポという部分は重要ですが、圧迫位置が誤っています。
4.気道を確保するためには、片手で額を押さえながら、もう一方の手の指であご先を上に引き上げるようにする。
記述としては正しい。
気道確保では、頭部後屈あご先挙上法を用います。片手で額を押さえ、もう一方の手であご先を上げることで気道を開きます。
5.AED(自動体外式除細動器)を用いた場合、電気ショックを行った後や電気ショック不要の音声メッセージが出たときは、胸骨圧迫を再開し、心肺蘇生を続ける。
記述としては正しい。
AEDの電気ショック後、または電気ショック不要のメッセージが出た後は、直ちに胸骨圧迫を再開し、心肺蘇生を続けます。救急隊に引き継ぐまで中断をできるだけ短くします。
覚えるポイント
- 一次救命処置では、まず安全確認、応援要請、119番通報、AED手配を行う。
- 呼吸がない、または判断に迷う場合は、心停止とみなして心肺蘇生を始める。
- 胸骨圧迫の位置は、胸骨の下半分。
- 胸骨圧迫は、胸が約5cm沈む強さで、1分間に100~120回のテンポで行う。
- AED使用後も、指示に従い胸骨圧迫を再開する。