Y2026M04E2Q26第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働生理血液系

血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、血液の成分、赤血球、血小板、血液凝固、ABO式血液型が問われています。

赤血球は血球の中で最も多いですが、全血液の体積の約60%を占めるわけではありません。

解説

血液は、液体成分である血漿と、赤血球、白血球、血小板などの有形成分から成ります。

血漿には、水分のほか、アルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンなどの蛋白質が含まれます。

赤血球は血球の中で最も数が多く、ヘモグロビンを含み、酸素の運搬に関係します。ただし、全血液に占める赤血球の体積割合は、一般に約45%程度として扱われます。約60%ではありません。

血小板は止血や血液凝固に関与します。出血時には、血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化し、血球をからめて血餅を形成します。

ひっかけポイント
「赤血球は血球の中で最も多い」は正しいです。しかし、「全血液の体積の約60%」が誤りです。前半だけ見て正しいと判断しないようにします。

健康管理のポイント
健康診断では、貧血検査などで赤血球やヘモグロビンに関係する項目を確認します。異常所見がある場合は、医師の判断や産業医との連携につなげます。

選択肢の確認

1.血液は、血漿と有形成分から成り、血漿には、アルブミン、グロブリンなどの蛋白質が含まれている。
記述としては正しい。
血液は血漿と有形成分から成ります。血漿には、水分のほか、アルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンなどの蛋白質が含まれています。

2.赤血球は、血球の中で最も多く、全血液の体積の約60%を占めている。
正答。記述としては誤り。
赤血球が血球の中で最も多い点は正しいです。しかし、赤血球が全血液の体積の約60%を占めるという部分が誤りです。赤血球容積比は、一般に約45%程度として扱われます。

3.血小板は、核を持たない不定形の細胞で、血液凝固作用に関与している。
記述としては正しい。
血小板は核を持たない小さな有形成分で、止血や血液凝固に重要な役割を果たします。

4.出血すると、血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化し、血球と結合して凝固する。
記述としては正しい。
血液凝固では、血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化します。フィブリンが網目状になって血球を取り込み、血液が凝固します。

5.ABO式血液型は、赤血球の血液型分類の一つで、A型の血清は抗B抗体を持つ。
記述としては正しい。
ABO式血液型は、赤血球表面の抗原に基づく分類です。A型の血清には抗B抗体があります。

覚えるポイント

  • 血液は、血漿有形成分から成る。
  • 血漿には、アルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンなどが含まれる。
  • 赤血球は血球の中で最も多いが、全血液体積の約60%ではない。
  • 血小板は血液凝固に関与する。
  • A型の血清には抗B抗体がある。

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