32AM125|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学炎症・免疫・アレルギー免疫不全・アレルギー
Ⅴ型(刺激型反応)アレルギーに分類されるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
Ⅴ型アレルギーは、抗体が受容体を刺激して機能を亢進させる反応です。
代表例は、バセドウ病です。
解説
アレルギー反応は、発生機序により分類されます。
Ⅴ型アレルギーは刺激型反応とも呼ばれ、自己抗体が細胞表面の受容体に結合し、その受容体を刺激することで症状が起こります。
バセドウ病では、TSH受容体に対する自己抗体が甲状腺を刺激します。その結果、甲状腺ホルモン分泌が亢進し、動悸、発汗、体重減少、手指振戦、眼球突出などがみられます。
蕁麻疹はⅠ型アレルギー、異型輸血はⅡ型アレルギーとして整理します。IgA腎症は免疫複合体やIgA沈着が関係する疾患として扱います。
ひっかけポイント
バセドウ病は「自己抗体が破壊する」のではなく、「TSH受容体を刺激する」ことがポイントです。刺激型反応なのでⅤ型に分類されます。
選択肢の確認
1.蕁麻疹
誤り。
蕁麻疹は、IgEや肥満細胞からのヒスタミン放出が関係するⅠ型アレルギーとして整理します。刺激型反応ではありません。
2.IgA腎症
誤り。
IgA腎症は、腎糸球体へのIgA沈着が関係する疾患です。Ⅴ型アレルギーの代表ではありません。
3.異型輸血
誤り。
異型輸血では、赤血球表面抗原に対する抗体が反応し、溶血が起こります。Ⅱ型アレルギーとして整理します。
4.バセドウ(Basedow)病
正しい。
バセドウ病では、TSH受容体に対する自己抗体が受容体を刺激します。甲状腺機能が亢進するため、Ⅴ型アレルギーの代表例です。
覚えるポイント
- Ⅴ型アレルギーは刺激型反応。
- バセドウ病はTSH受容体刺激抗体が関係する。
- 蕁麻疹はⅠ型アレルギー。
- 異型輸血はⅡ型アレルギー。