32AM15第32回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学骨折各論肋骨・下腿骨骨折

肋骨骨折に対する屋根瓦状絆創膏固定で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

肋骨骨折の屋根瓦状絆創膏固定では、貼付の姿勢、呼吸相、貼る方向、貼付範囲が問われます。

重要なのは、胸郭の過度な動きを制限し、疼痛を軽減することです。

解説

肋骨骨折では、呼吸運動や咳で骨折部が動き、疼痛が増強します。屋根瓦状絆創膏固定は、胸郭運動をある程度制限し、骨折部の安定を図るために行います。

貼付は一般に坐位または立位で行い、最大吸気時ではなく呼気時に行います。胸郭が広がった状態で貼ると、固定効果が弱くなりやすいためです。

絆創膏は、患側だけで短く終わらせず、正中線を越えて貼付して固定力を高めます。また、屋根瓦状に下位から上位へ重ねるように貼付するのが基本です。

施術現場での注意点
肋骨骨折では、呼吸困難、強い胸痛、皮下気腫、血痰、チアノーゼなどがあれば、気胸や血胸などを疑い医科への対応が必要です。

選択肢の確認

1.側臥位で添付する。
誤り。
肋骨骨折の屋根瓦状絆創膏固定は、通常、坐位または立位で貼付します。側臥位では胸郭の形が変わりやすく、適切な固定が行いにくくなります。

2.最大吸気時に貼付する。
誤り。
最大吸気時は胸郭が最も広がった状態です。この状態で貼ると呼気時にゆるみやすく、固定効果が低下します。一般に呼気時に貼付します。

3.正中線を越えて貼付する。
正しい。
絆創膏は正中線を越えるように貼付して、患部を安定させます。固定力を確保し、呼吸時の骨折部の動きを抑えるために重要です。

4.上位から下位に貼付する。
誤り。
屋根瓦状絆創膏固定では、下位から上位へ重ねるように貼付します。上位から下位に貼付するという記述は不適切です。

覚えるポイント

  • 肋骨骨折の固定は、呼吸時痛の軽減と骨折部の安定が目的。
  • 屋根瓦状絆創膏固定は、正中線を越えて貼付する。
  • 最大吸気時ではなく、呼気時に貼付する。
  • 貼付は下位から上位へ重ねるように行う。

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