32AM97|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学血液・免疫・循環生理心周期・血管調節
心周期の等容性心室収縮期で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
等容性心室収縮期は、心室が収縮を始めた直後で、すべての弁が閉じている時期です。
この時期に房室弁が閉じ、第Ⅰ心音が発生します。
解説
心室収縮が始まると、心室内圧が心房内圧を上回り、僧帽弁と三尖弁が閉じます。この房室弁の閉鎖に伴って第Ⅰ心音が発生します。
等容性心室収縮期では、まだ心室内圧が大動脈や肺動脈の圧より低いため、大動脈弁や肺動脈弁は開いていません。
房室弁も動脈弁も閉じているため、血液の出入りはなく、心室容積は変化しません。そのため、等容性と呼ばれます。
生理で見るポイント
等容性心室収縮期は「全弁閉鎖、容積一定、圧だけ上昇、第Ⅰ心音」と覚えます。
選択肢の確認
1.房室弁が開いている。
誤り。
等容性心室収縮期では、房室弁は閉じています。房室弁の閉鎖により第Ⅰ心音が生じます。
2.動脈弁が開いている。
誤り。
等容性心室収縮期では、大動脈弁や肺動脈弁はまだ開いていません。動脈弁が開くのは駆出期です。
3.心室に血液が流入する。
誤り。
心室への血液流入は主に心室拡張期に起こります。等容性心室収縮期ではすべての弁が閉じているため、血液の流入はありません。
4.心音図第Ⅰ音が発生する。
正しい。
心室収縮開始時に房室弁が閉鎖し、第Ⅰ心音が発生します。等容性心室収縮期の特徴として重要です。
覚えるポイント
- 等容性心室収縮期は全弁閉鎖。
- 心室容積は変化せず、心室内圧が上昇する。
- 房室弁閉鎖で第Ⅰ心音が発生する。
- 動脈弁が開くのは駆出期。