32PM15第32回 柔道整復師国家試験 過去問

生理学・運動学神経・筋疾患末梢神経・筋疾患

筋原性疾患を示すのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

筋原性疾患では、筋線維そのものが障害されます。

針筋電図では、筋力を出そうとしたときに早期動員パターンがみられることが重要です。

解説

筋原性疾患は、神経ではなく筋そのものに病変がある疾患です。代表として筋ジストロフィー、多発性筋炎、皮膚筋炎などがあります。

筋原性疾患では、1つ1つの筋線維が十分な力を出しにくくなります。そのため、弱い力を出す段階でも多くの運動単位を動員しようとし、針筋電図で早期動員パターンがみられます。

一方、神経伝導検査の潜時遅延や伝導ブロックは、末梢神経障害を示す所見です。高振幅多相波は神経原性変化でみられやすい所見として整理します。

鑑別のポイント
筋原性は筋の病変、神経原性は神経の病変です。筋原性では低振幅・短持続の運動単位電位や早期動員、神経原性では高振幅・長持続の運動単位電位を意識します。

選択肢の確認

1.神経伝導検査における潜時遅延
誤り。
潜時遅延は、末梢神経の伝導が遅くなっていることを示す所見です。筋原性疾患よりも末梢神経障害を考える所見です。

2.神経伝導検査における伝導ブロック
誤り。
伝導ブロックは、神経の興奮が途中で伝わりにくくなる所見です。脱髄性ニューロパチーなど神経原性の障害を考える所見で、筋原性疾患の代表所見ではありません。

3.針筋電図における早期動員パターン
正しい。
筋原性疾患では、個々の筋線維の出力が低下するため、弱い収縮でも多くの運動単位が早く動員されます。針筋電図の早期動員パターンは筋原性疾患を示す所見です。

4.針筋電図における随意収縮時の高振幅多相波
誤り。
高振幅多相波は、神経原性変化でみられやすい所見として整理します。筋原性疾患を示す代表所見ではありません。

覚えるポイント

  • 筋原性疾患は筋そのものの障害。
  • 筋原性疾患では針筋電図で早期動員パターンが重要。
  • 潜時遅延や伝導ブロックは末梢神経障害を考える。
  • 高振幅多相波は神経原性変化と結びつける。

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