32PM83|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論骨盤・大腿骨骨折
大腿骨骨幹部骨折で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
大腿骨骨幹部骨折では、骨折部位によって骨片転位が変わります。
近位1/3部骨折では、遠位骨片の外旋転位を押さえます。
解説
大腿骨骨幹部骨折では、大腿周囲の強い筋群の牽引により転位が起こります。
近位1/3部骨折では、近位骨片は腸腰筋や殿筋群などの作用を受けて屈曲・外転・外旋方向に転位しやすくなります。
遠位骨片は下肢の重みや筋の作用により、外旋を示すことがあります。
中央1/3部骨折では、骨片転位は筋牽引や外力、肢位によって変わりますが、選択肢の中で正しい組み合わせは近位1/3部骨折の遠位骨片外旋です。
ひっかけポイント
大腿骨骨幹部骨折は、近位骨片と遠位骨片を分けて考えます。筋の付着部と牽引方向から転位を推定します。
選択肢の確認
1.近位1/3部骨折の近位骨片は内転する。
誤り。
近位1/3部骨折では、近位骨片は外転方向に転位しやすいと整理します。内転ではありません。
2.近位1/3部骨折の遠位骨片は外旋する。
正しい。
近位1/3部骨折では、遠位骨片は外旋転位を示すことがあります。骨片転位として正しい組み合わせです。
3.中央1/3部骨折の近位骨片は外転する。
誤り。
中央1/3部骨折の近位骨片転位として、外転を代表所見として選ぶのは不適切です。近位1/3部骨折の特徴と混同しないようにします。
4.中央1/3部骨折の近位骨片は内旋する。
誤り。
中央1/3部骨折の近位骨片が内旋するという記述は不適切です。大腿骨骨幹部骨折では筋牽引による転位方向を部位別に整理します。
覚えるポイント
- 大腿骨骨幹部骨折は筋牽引で転位しやすい。
- 近位1/3部骨折の近位骨片は屈曲・外転・外旋しやすい。
- 近位1/3部骨折の遠位骨片は外旋を示すことがある。
- 近位骨片と遠位骨片を混同しない。