33AM22|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肘関節脱臼・肘内障
肘関節後方脱臼で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4.肘関節は30~40度の屈曲位となる。
この問題のポイント
肘関節後方脱臼では、前腕骨が上腕骨に対して後方へ脱臼します。
受傷後は、肘関節を軽く曲げた状態で保持することが多く、典型的には30〜40度屈曲位を呈します。
解説
肘関節後方脱臼は、手をついて転倒した際などに発生しやすい脱臼です。
尺骨・橈骨が上腕骨に対して後方へ転位するため、肘頭は後方へ突出してみえます。
また、肘関節は軽度屈曲位で弾発性固定され、患者は肘を伸ばすことも深く曲げることも困難になります。
肘関節後方脱臼では、肘頭、上腕骨内側上顆、外側上顆の位置関係が乱れることも重要です。
神経血管損傷や上腕骨内側上顆骨折を合併することがあるため、整復前後で末梢循環、知覚、運動を確認します。
したがって、正しいのは肘関節は30〜40度の屈曲位となるです。
選択肢の確認
1.前腕長は延長してみえる。
誤り。
後方脱臼では前腕が後方・近位方向へ転位し、前腕長が延長してみえる所見は典型的ではありません。
2.肘頭は前側方へ変形突出する。
誤り。
肘関節後方脱臼では、肘頭は後方へ突出してみえます。前側方突出ではありません。
3.上腕二頭筋腱の索状隆起を触れる。
誤り。
上腕二頭筋腱の索状隆起は、肘関節後方脱臼の代表的所見ではありません。
4.肘関節は30~40度の屈曲位となる。
正しい。
肘関節後方脱臼では、肘関節が30〜40度程度の屈曲位で固定されやすいです。
覚えるポイント
- 肘関節後方脱臼は、手をついて転倒した際に起こりやすい。
- 肘頭は後方へ突出する。
- 肘関節は30〜40度屈曲位を呈しやすい。
- 上腕骨内側上顆骨折、神経血管損傷に注意する。
- 整復前後で末梢循環、知覚、運動を確認する。