34AM20|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
肘関節後方脱臼整復後の確認で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、肘関節後方脱臼の整復後に確認すべき事項を理解しているかが問われています。
整復後は、疼痛、変形の消失、末梢循環、神経症状、関節の安定性を確認します。
ただし、整復直後に肘関節の完全伸展を強く確認することは不適切です。
解説
肘関節後方脱臼では、前腕骨が上腕骨に対して後方へ脱臼します。
整復後は、脱臼が戻ったかだけでなく、神経・血管損傷や合併損傷の有無を確認します。
肘部の異常な疼痛が残る場合は、骨折や軟部組織損傷、整復不十分などを考えます。
上腕三頭筋の索状変形が消失したかも、整復状態の確認に役立ちます。
また、橈骨動脈の拍動を確認し、末梢循環を評価します。
一方、整復直後に完全伸展を求めると、疼痛や再脱臼、軟部組織への負担につながるおそれがあります。
整復後確認のポイント
脱臼整復後は、可動域を無理に最大まで確認するよりも、疼痛、変形、末梢循環、知覚、運動を安全に確認することが重要です。
選択肢の確認
1.肘部に異常な疼痛を訴えていないか。
記述としては正しい。
整復後に異常な疼痛がある場合は、整復不十分、骨折合併、神経血管損傷などを疑います。確認すべき重要な項目です。
2.上腕三頭筋の索状変形は消失したか。
記述としては正しい。
肘関節後方脱臼では、上腕三頭筋の索状変形がみられることがあります。整復後に変形が消失したかを確認することは適切です。
3.肘関節の完全伸展は可能か。
正答。記述としては誤り。
整復直後に肘関節の完全伸展を確認することは不適切です。無理な完全伸展は疼痛や再脱臼、軟部組織損傷を助長するおそれがあります。
4.橈骨動脈の拍動は正常か。
記述としては正しい。
肘関節後方脱臼では血管損傷に注意が必要です。整復後に橈骨動脈の拍動を確認し、末梢循環を評価します。
覚えるポイント
- 肘関節後方脱臼の整復後は、疼痛、変形、末梢循環、神経症状を確認します。
- 橈骨動脈の拍動確認は重要です。
- 整復直後に完全伸展を強制しません。
- 「誤っているのはどれか」では、正答選択肢は記述として誤りです。