33AM87|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学細胞・筋・神経生理中枢神経機能・感覚・睡眠
協調した滑らかな動作や運動を学習するのに重要なのはどれか。
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正解: 2
正答
2.大脳基底核
この問題のポイント
大脳基底核は、運動の開始、調節、習慣化、手続き記憶に関係します。
反復練習によって動作をなめらかにし、無意識的に行える運動パターンを作るうえで重要です。
したがって、協調した滑らかな動作や運動学習に関係するものとして、選択肢では大脳基底核が適切です。
解説
大脳基底核は、大脳深部にある神経核群で、尾状核、被殻、淡蒼球などを含みます。
大脳基底核は、不要な運動を抑制し、必要な運動を円滑に出す働きに関係します。
また、運動技能の習得や習慣化、手続き記憶にも関与します。
たとえば、反復練習によって動作がスムーズになり、意識しなくても一定の動作ができるようになる過程には、大脳基底核の働きが関係します。
なお、協調運動や運動学習では小脳も非常に重要ですが、この問題の選択肢には小脳がありません。選択肢の中では大脳基底核が最も適切です。
大脳辺縁系は情動や記憶、脳幹は生命維持や姿勢反射、脊髄は反射や伝導路に関係します。
選択肢の確認
1.大脳辺縁系
誤り。
大脳辺縁系は情動、記憶、本能行動などに関係します。滑らかな運動学習の中心としては不適切です。
2.大脳基底核
正しい。
大脳基底核は運動調節、運動の習慣化、手続き記憶に関与します。
3.脳幹
誤り。
脳幹は呼吸・循環、姿勢反射、覚醒などに関係しますが、運動学習の主座ではありません。
4.脊髄
誤り。
脊髄は反射や運動・感覚の伝導に関与しますが、協調した滑らかな運動学習の中心ではありません。
覚えるポイント
- 大脳基底核は運動の調節と習慣化に関係する。
- 手続き記憶や運動技能の学習に関与する。
- 不要な運動を抑え、必要な運動を円滑にする。
- 大脳辺縁系は情動、脳幹は姿勢反射、脊髄は反射で区別する。
- 小脳も協調運動に重要だが、この選択肢では大脳基底核を選ぶ。