33PM57|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学整形外科疾患偽関節・骨髄炎・骨壊死
偽関節を生じやすいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.手舟状骨骨折
この問題のポイント
偽関節とは、骨折部の骨癒合が得られず、異常可動性が残った状態です。
手舟状骨骨折は血行が特殊で、骨癒合が遅れやすく、偽関節を生じやすい骨折として重要です。
解説
手舟状骨は手根骨の一つで、手関節橈側に位置します。
転倒して手をついた際に骨折しやすく、スナッフボックス部の圧痛が重要な所見です。
手舟状骨は血行が近位部で乏しくなりやすく、特に近位骨片では血流障害を起こしやすいです。
そのため、骨折後に骨癒合が得られにくく、偽関節や無腐性壊死を生じることがあります。
初期の単純エックス線写真で骨折線がはっきりしないこともあり、見逃されると偽関節の原因になります。
橈骨遠位端骨折は頻度の高い骨折ですが、手舟状骨ほど偽関節を生じやすい代表ではありません。
大腿骨転子部骨折は血流が比較的よく、骨癒合しやすい部位です。
脛骨近位端骨折も偽関節の代表としては、手舟状骨骨折ほど典型ではありません。
選択肢の確認
1.橈骨遠位端骨折
誤り。
頻度は高い骨折ですが、偽関節を生じやすい代表としては手舟状骨骨折が重要です。
2.手舟状骨骨折
正しい。
血行の問題から骨癒合不全、偽関節、近位骨片壊死を生じやすい骨折です。
3.大腿骨転子部骨折
誤り。
大腿骨転子部は血行が比較的良好で、偽関節を生じやすい代表ではありません。
4.脛骨近位端骨折
誤り。
偽関節の代表としては手舟状骨骨折がより適切です。
覚えるポイント
- 手舟状骨骨折は偽関節を生じやすい。
- 手舟状骨は血行が特殊で、近位部の血流障害に注意する。
- スナッフボックス部圧痛が重要。
- 初期X線で見逃されることがある。
- 偽関節と無腐性壊死の両方に注意する。