33PM75|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論頭部・顔面・脊椎・胸郭骨折
高所から墜落し殿部から落ちた際に生じるのはどれか。
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正解: 3
正答
3.頭蓋底骨折
この問題のポイント
高所から墜落して殿部から着地すると、衝撃が骨盤、脊柱を通じて頭蓋底へ伝わることがあります。
このような介達外力により生じやすいのが頭蓋底骨折です。
解説
頭蓋底骨折は、頭蓋底部に生じる骨折です。
直接頭部を強打した場合だけでなく、殿部や下肢からの強い軸圧が脊柱を介して頭蓋底へ伝わることでも発生します。
高所から墜落して殿部から落ちた場合、脊柱を伝わる縦方向の力が後頭骨や頭蓋底に加わり、頭蓋底骨折を起こすことがあります。
頭蓋底骨折では、髄液耳漏、髄液鼻漏、バトル徴候、眼周囲の皮下出血、脳神経症状などに注意が必要です。
頬骨骨折や眼窩底破裂骨折は、顔面への直達外力で起こりやすい骨折です。
頭蓋冠骨折は頭頂部など頭蓋円蓋部への直達外力で起こりやすい骨折です。
したがって、高所から墜落して殿部から落ちた際に生じやすいのは頭蓋底骨折です。
選択肢の確認
1.頬骨骨折
誤り。
頬骨骨折は顔面への直達外力で起こりやすい骨折です。
2.頭蓋冠骨折
誤り。
頭蓋冠骨折は頭部への直達外力で起こりやすいです。殿部着地による介達外力では頭蓋底骨折を考えます。
3.頭蓋底骨折
正しい。
殿部からの墜落では、脊柱を介した軸圧により頭蓋底骨折が生じることがあります。
4.眼窩底破裂骨折
誤り。
眼窩底破裂骨折は眼部周囲への鈍的外力で生じやすい骨折です。
覚えるポイント
- 殿部からの墜落では脊柱を介して頭蓋底へ力が伝わる。
- 介達外力で頭蓋底骨折が起こることがある。
- 頭蓋底骨折では髄液耳漏・鼻漏に注意する。
- 眼窩底破裂骨折は眼部への直達外力。
- 頬骨骨折は顔面外傷で考える。