34PM75第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学骨折各論頭部・顔面・脊椎・胸郭骨折

胸骨骨折で誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、胸骨骨折の発生機序、転位、合併症が問われています。

「誤っているのはどれか」なので、正答選択肢は記述として誤っているものです。

解説

胸骨骨折は、交通事故で胸部をハンドルに強打するハンドル損傷など、前胸部への直達外力で発生します。

胸骨周囲には心臓、大血管、肺など重要臓器があります。そのため、胸骨骨折では骨折そのものだけでなく、心臓損傷、肺損傷、胸壁動揺、心臓しんとうなどの合併症に注意します。

胸骨剣結合部骨折では、剣状突起が胸骨体の前方へ転位するという記述は適切ではありません。剣状突起は後方へ転位すると内臓損傷の危険があり、注意が必要です。

施術現場での注意点
胸部外傷で強い胸痛、呼吸困難、冷汗、チアノーゼ、意識障害、不整脈がある場合は、重篤な胸部損傷を疑い救急対応を優先します。

選択肢の確認

1.ハンドル損傷で発生する。
記述としては正しい。
胸骨骨折は、交通事故で胸部をハンドルに強打するハンドル損傷で発生します。前胸部への直達外力が重要です。

2.胸骨剣結合部骨折では剣状突起は胸骨体の前方に転位する。
正答。記述としては誤り。
胸骨剣結合部骨折で問題となるのは、剣状突起が後方へ転位して内臓を損傷する危険です。前方に転位するという記述は適切ではありません。

3.胸壁動揺があれば重篤である。
記述としては正しい。
胸壁動揺は胸郭の安定性が失われた状態で、呼吸障害を起こす重篤な所見です。肋骨多発骨折などの合併も考えます。

4.心臓しんとうの合併は予後不良である。
記述としては正しい。
心臓しんとうは胸部への衝撃で致死的不整脈を起こすことがあり、予後不良となる危険があります。

覚えるポイント

  • 胸骨骨折はハンドル損傷で起こりやすい。
  • 胸骨周囲には心臓・大血管・肺があり、合併症に注意する。
  • 胸壁動揺は重篤な呼吸障害につながる。
  • 胸部外傷では心臓しんとうや不整脈も確認する。

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