34PM54|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学神経・画像・意識障害脳画像・脳卒中
アルコール多飲者に多い頭蓋内出血はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、アルコール多飲者に多い頭蓋内出血として、慢性硬膜下血腫を選べるかが問われています。
慢性硬膜下血腫は、高齢者やアルコール多飲者で、軽微な頭部外傷のあとに時間をおいて症状が出ることがあります。
解説
慢性硬膜下血腫は、硬膜とくも膜の間に血液が徐々にたまる病態です。原因として、橋静脈の損傷が重要です。
アルコール多飲者では脳萎縮、転倒しやすさ、出血傾向などが関係し、慢性硬膜下血腫を起こしやすくなります。軽い頭部打撲でも、数週間から数か月後に頭痛、認知機能低下、片麻痺、意識障害などで発見されることがあります。
臨床でのイメージ
高齢者やアルコール多飲者で「最近転んだ」「頭を打った後からぼんやりする」「歩きにくい」という場合は、慢性硬膜下血腫を疑う視点が重要です。
選択肢の確認
1.急性硬膜下血腫
誤り。
急性硬膜下血腫は強い頭部外傷後に急速に生じることが多い出血です。アルコール多飲者に多い慢性的な出血としては慢性硬膜下血腫が適切です。
2.急性硬膜外血腫
誤り。
急性硬膜外血腫は、頭蓋骨骨折に伴う中硬膜動脈損傷などで起こります。典型的には急性に進行します。
3.慢性硬膜下血腫
正しい。
アルコール多飲者や高齢者では、軽微な外傷後に慢性硬膜下血腫を起こしやすくなります。時間をおいて症状が出る点が重要です。
4.外傷性脳内出血
誤り。
外傷性脳内出血は脳実質内に出血が起こる状態です。アルコール多飲者に多い頭蓋内出血として代表的に問われるのは慢性硬膜下血腫です。
覚えるポイント
- アルコール多飲者に多い頭蓋内出血は慢性硬膜下血腫。
- 高齢者、脳萎縮、軽微な頭部外傷が重要。
- 症状は数週間から数か月後に出ることがある。
- 頭痛、認知機能低下、片麻痺、意識障害に注意する。