34PM82第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学骨折各論大腿骨・膝蓋骨骨折

膝蓋骨骨折で正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、膝蓋骨骨折の固定、発生機序、骨癒合の特徴が問われています。

膝蓋骨は大腿四頭筋腱と膝蓋靱帯に挟まれ、膝伸展機構の一部として働く骨です。

解説

膝蓋骨骨折では、転位の有無や伸展機構の障害が重要です。転位が大きい場合、大腿四頭筋の牽引により骨片が離開し、膝の自動伸展が障害されます。

膝蓋骨は腱膜や線維性組織に包まれるため、骨性癒合だけでなく線維性癒合となりやすいことがあります。

固定では膝関節を伸展位に保ち、骨片離開を防ぐことが重要です。固定範囲が大腿遠位部から下腿近位部だけでは短く、膝関節を十分に安定させる固定として不十分です。固定期間も2週では短すぎます。

固定で見るポイント
膝蓋骨骨折では、膝伸展位で固定し、大腿四頭筋の牽引による骨片離開を防ぎます。固定中も循環、疼痛、皮膚圧迫を確認します。

選択肢の確認

1.固定範囲は大腿遠位部から下腿近位部である。
誤り。
膝蓋骨骨折では膝関節を十分に安定させる必要があります。大腿遠位部から下腿近位部だけでは固定範囲として不十分です。

2.転位が軽度なら固定期間は2週である。
誤り。
転位が軽度でも、2週では固定期間として短すぎます。骨癒合や膝伸展機構の安定を考慮して、より十分な固定期間を設定します。

3.介達外力で縦骨折が生じる。
誤り。
介達外力では、大腿四頭筋の急激な牽引などにより横骨折が生じやすいと整理します。縦骨折は直達外力で起こりやすい骨折型です。

4.線維性癒合になりやすい。
正しい。
膝蓋骨骨折では、骨片間の条件や周囲組織の影響により線維性癒合となりやすいことがあります。膝伸展機構の機能評価が重要です。

覚えるポイント

  • 膝蓋骨骨折では膝伸展機構の障害を確認する。
  • 介達外力では横骨折、直達外力では粉砕骨折や縦骨折を考える。
  • 膝蓋骨骨折は線維性癒合になりやすい。
  • 固定は膝伸展位で、骨片離開を防ぐことが重要。

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