34PM86第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肩関節脱臼

肩関節前方脱臼後の筋力増強運動で適切でないのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、肩関節前方脱臼後の後療法で避けるべき筋力増強運動が問われています。

「適切でないのはどれか」なので、再脱臼を誘発しやすい方向を選びます。

解説

肩関節前方脱臼では、上腕骨頭が前方へ逸脱します。再脱臼を防ぐには、前方関節包や関節唇に強いストレスをかける肢位を避けることが重要です。

特に肩関節の水平伸展は、上腕骨頭を前方へ押し出すストレスが加わりやすく、前方脱臼後の早期筋力増強運動としては適切ではありません。

一方、屈曲、内転、内旋は、条件や時期を選べば段階的に筋力増強運動として行われます。もちろん、疼痛や不安感、可動域制限を確認しながら進めます。

後療法で見るポイント
肩関節前方脱臼後は、外転・外旋・水平伸展のような前方不安定性を強める肢位に注意します。再脱臼予防を優先して段階的に運動を進めます。

選択肢の確認

1.屈曲
適切です。
肩関節屈曲運動は、時期や疼痛に応じて段階的に行うことがあります。前方脱臼後に特に避けるべき運動としては水平伸展が重要です。

2.水平伸展
正答。適切ではありません。
水平伸展は上腕骨頭を前方へ押し出しやすく、前方脱臼後の不安定性や再脱臼リスクに関係します。筋力増強運動としては適切ではありません。

3.内転
適切です。
内転運動は、肩関節前方脱臼後の筋力回復で時期をみて行うことがあります。再脱臼を誘発しやすい代表方向ではありません。

4.内旋
適切です。
内旋運動は肩関節周囲筋の筋力回復で行われることがあります。前方脱臼で特に注意するのは外旋や水平伸展方向です。

覚えるポイント

  • 肩関節前方脱臼後は水平伸展に注意する。
  • 外転・外旋・水平伸展は前方不安定性を強めやすい。
  • 後療法は疼痛、不安感、可動域、筋力を確認しながら進める。
  • 再脱臼予防が最優先。

関連問題

34PM8534PM87
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)