34PM97|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷末梢神経絞扼・上肢
後骨間神経障害で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、後骨間神経障害の原因、症状、他の神経障害との違いが問われています。
後骨間神経は橈骨神経深枝で、主に前腕伸筋群を支配する運動神経です。
解説
後骨間神経は、橈骨神経深枝が回外筋周囲を通過した後の神経です。回外筋入口部、特にフローゼ腱弓付近で絞扼を受けやすく、反復する前腕の回内・回外動作、特に過度な回外動作が誘因となることがあります。
後骨間神経障害では、手指や母指の伸展障害が中心です。ただし、橈側手根伸筋などが保たれることがあり、典型的な橈骨神経高位麻痺のような明らかな下垂手とは区別します。
疼痛は肘外側から前腕近位部に出ることがあり、肘内側部痛が主ではありません。円回内筋での絞扼は正中神経障害で問題になります。
ひっかけポイント
後骨間神経は橈骨神経深枝で、回外筋周囲で絞扼されます。円回内筋での絞扼は正中神経、肘内側部は尺骨神経や内側上顆炎を考えます。
選択肢の確認
1.肘内側部に疼痛が生じる。
誤り。
後骨間神経障害では、肘外側から前腕近位部に疼痛がみられることがあります。肘内側部痛が主ではありません。
2.円回内筋での絞扼によって生じる。
誤り。
円回内筋での絞扼は正中神経障害で重要です。後骨間神経障害は回外筋周囲、フローゼ腱弓付近での絞扼が問題になります。
3.前腕の過度な回外動作によって生じる。
正しい。
後骨間神経は回外筋を通過するため、前腕の過度な回外動作や反復動作により障害されることがあります。
4.下垂手が生じる。
誤り。
下垂手は橈骨神経高位麻痺で典型的です。後骨間神経障害では手指伸展障害が中心で、手関節伸展は比較的保たれることがあります。
覚えるポイント
- 後骨間神経は橈骨神経深枝。
- 絞扼部位は回外筋周囲、フローゼ腱弓付近。
- 反復する回外動作で障害されることがある。
- 後骨間神経障害では手指伸展障害が中心で、典型的な下垂手とは区別する。