34PM98|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
手の障害と症状の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、手関節・手部の代表的障害と、疼痛誘発テストや特徴的所見の組合せが問われています。
手根管症候群では、正中神経の絞扼を確認するファーレンテストが重要です。
解説
手根管症候群は、手根管内で正中神経が圧迫される絞扼性神経障害です。母指から環指橈側のしびれ、夜間痛、母指球筋萎縮などがみられます。
ファーレンテストは、手関節を掌屈位に保持して正中神経症状を誘発する検査です。手根管症候群で陽性となりやすい検査として重要です。
三角線維軟骨複合体損傷では、尺側手関節痛が特徴で、尺屈や前腕回旋で疼痛が誘発されやすいです。ド・ケルバン病は第1伸筋腱区画の狭窄性腱鞘炎です。マーデルング変形は橈骨遠位部の成長障害により、手関節変形をきたします。
ひっかけポイント
ド・ケルバン病は第2区画ではなく第1伸筋腱区画です。手根管症候群はファーレンテストと結びつけます。
選択肢の確認
1.三角線維軟骨複合体損傷-橈屈で疼痛誘発
誤り。
三角線維軟骨複合体損傷では尺側手関節痛が重要で、尺屈や前腕回旋で疼痛が誘発されやすくなります。橈屈で疼痛誘発という組合せは適切ではありません。
2.ド・ケルバン(deQuervain)病-第2区画の腫脹
誤り。
ド・ケルバン病は、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱が通る第1伸筋腱区画の狭窄性腱鞘炎です。第2区画ではありません。
3.手根管症候群-ファーレンテスト陽性
正しい。
手根管症候群では、手関節掌屈位で正中神経症状を誘発するファーレンテストが陽性となります。この組合せは正しいです。
4.マーデルング(Madelung)変形-手関節掌屈制限
誤り。
マーデルング変形では橈骨遠位部の成長障害により手関節変形をきたします。代表的な組合せとして、手関節掌屈制限とはしません。
覚えるポイント
- 手根管症候群は正中神経障害。
- 手根管症候群ではファーレンテスト陽性が重要。
- ド・ケルバン病は第1伸筋腱区画。
- TFCC損傷は尺側手関節痛と尺屈・回旋時痛を考える。