33PM82|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷手部障害・腱損傷
槌指で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.腱性槌指は保存療法を行う。
この問題のポイント
槌指は、DIP関節の伸展機構が障害され、DIP関節を自動伸展できなくなる損傷です。
腱性槌指では、終止伸筋腱の断裂により生じ、一般に保存療法が行われます。
解説
槌指は、ボールが指先に当たるなどしてDIP関節に急激な屈曲力が加わったときに起こります。
終止伸筋腱が断裂する腱性槌指と、末節骨基部背側の裂離骨折を伴う骨性槌指があります。
腱性槌指では、DIP関節を伸展位または軽度過伸展位で固定し、終止伸筋腱の修復を待つ保存療法が基本です。
固定期間は2週では短く、一般に数週間以上の固定が必要になります。
DIP関節を軽度屈曲位で固定すると、伸筋腱断端が離れやすくなり、伸展不全が残るおそれがあります。そのため、DIP関節は伸展位または軽度過伸展位で固定します。
軸圧損傷や骨性槌指では、骨片の大きさやDIP関節の掌側亜脱臼の有無が治療方針に関係します。末節骨が背側に転位するという記載は不適切です。
したがって、正しいのは腱性槌指は保存療法を行うです。
選択肢の確認
1.固定期間は2週とする。
誤り。
槌指の固定期間として2週は短すぎます。腱性槌指では数週間以上の継続固定が必要です。
2.腱性槌指は保存療法を行う。
正しい。
腱性槌指ではDIP関節を伸展位または軽度過伸展位で固定する保存療法が基本です。
3.DIP関節を軽度屈曲位で固定する。
誤り。
DIP関節は伸展位または軽度過伸展位で固定します。屈曲位固定は不適切です。
4.軸圧損傷では末節骨が背側に転位する。
誤り。
骨性槌指では骨片やDIP関節の掌側亜脱臼に注意します。末節骨が背側に転位するという説明は不適切です。
覚えるポイント
- 槌指はDIP関節の自動伸展不能。
- 腱性槌指は終止伸筋腱断裂。
- 腱性槌指は保存療法が基本。
- 固定はDIP関節伸展位または軽度過伸展位。
- 固定期間2週は短すぎる。
- 骨性槌指では骨片の大きさや掌側亜脱臼に注意する。