33PM81|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論橈骨遠位端・手部骨折
手指の中節骨掌側板付着部裂離骨折の固定肢位で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4.MP関節屈曲位、PIP関節伸展位、DIP関節伸展位
この問題のポイント
手指の中節骨掌側板付着部裂離骨折では、PIP関節周囲の安定性と手指機能を考慮した固定肢位が重要です。
この設問で問われる固定肢位は、MP関節屈曲位、PIP関節伸展位、DIP関節伸展位です。
解説
掌側板は、PIP関節の掌側にあり、PIP関節の過伸展を制動する役割をもちます。
PIP関節に過伸展力が加わると、掌側板付着部で中節骨基底部の裂離骨折が起こることがあります。
固定では、骨片の位置、関節の安定性、拘縮予防を考慮します。
手指固定では、MP関節を屈曲位にすることで側副靱帯の短縮を防ぎ、手指の機能的肢位を保ちやすくします。
また、この問題の選択肢では、PIP関節とDIP関節を伸展位に保持する肢位が正答となります。
PIP関節を屈曲位で固定し続けると、屈曲拘縮を残す危険があります。
したがって、正しい固定肢位はMP関節屈曲位、PIP関節伸展位、DIP関節伸展位です。
選択肢の確認
1.MP関節伸展位、PIP関節屈曲位、DIP関節伸展位
誤り。
MP関節伸展位では側副靱帯短縮や拘縮を招きやすく、PIP関節屈曲位固定も屈曲拘縮に注意が必要です。
2.MP関節伸展位、PIP関節伸展位、DIP関節屈曲位
誤り。
MP関節は屈曲位で固定するのが適切です。DIP関節屈曲位も不適切です。
3.MP関節屈曲位、PIP関節屈曲位、DIP関節伸展位
誤り。
MP関節屈曲位はよいですが、PIP関節屈曲位固定はこの設問の正答肢位ではありません。
4.MP関節屈曲位、PIP関節伸展位、DIP関節伸展位
正しい。
中節骨掌側板付着部裂離骨折の固定肢位として、設問ではこの肢位が適切です。
覚えるポイント
- 掌側板はPIP関節の過伸展を制動する。
- 掌側板付着部裂離骨折はPIP過伸展で起こりやすい。
- 手指固定ではMP関節屈曲位が重要。
- この設問の固定肢位は、MP屈曲位、PIP伸展位、DIP伸展位。
- PIP関節の屈曲拘縮を残さないよう注意する。