34AM12|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論橈骨遠位端・手部骨折
コーレス(Colles)骨折の固定はどこまでか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、コーレス骨折の固定範囲を理解しているかが問われています。
コーレス骨折では、橈骨遠位端を安定させるため、手関節を含めて固定します。
一方で、手指の運動をできるだけ妨げないように、固定の遠位端はMP関節近位までとします。
解説
固定の目的は、骨折部の安定、疼痛の軽減、再転位の防止です。
ただし、固定範囲が広すぎると、不要な関節拘縮や筋萎縮を起こしやすくなります。
コーレス骨折では、前腕から手関節を含めて固定し、遠位端はMP関節近位までとすることで、手指の屈伸運動を確保します。
MP関節やPIP関節、DIP関節を不必要に固定すると、手指の拘縮リスクが高くなります。
固定で見るポイント
固定は「必要な関節を固定し、不要な関節は動かす」が基本です。コーレス骨折では、手関節は固定し、手指はできるだけ動かせるようにします。
選択肢の確認
1.手関節近位
誤り。
手関節近位まででは、手関節を十分に固定できません。コーレス骨折では橈骨遠位端と手関節の安定が必要です。
2.DIP関節遠位
誤り。
DIP関節遠位まで固定すると、手指の広い範囲を不必要に固定することになります。手指拘縮の原因になりやすく、固定範囲として広すぎます。
3.MP関節近位
正しい。
コーレス骨折の固定では、遠位端をMP関節近位までとし、手指の運動を妨げないようにします。骨折部を安定させながら、手指拘縮を予防するために重要です。
4.PIP関節遠位
誤り。
PIP関節遠位まで固定すると、MP関節やPIP関節の動きが制限されやすくなります。コーレス骨折の固定範囲としては広すぎます。
覚えるポイント
- コーレス骨折の固定遠位端は、MP関節近位までです。
- 手関節は固定し、手指はできるだけ動かせるようにします。
- 固定範囲が広すぎると、関節拘縮や筋萎縮を起こしやすくなります。
- 固定後は、疼痛、しびれ、皮膚色、冷感、指の運動を確認します。