33AM9|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論橈骨遠位端・手部骨折
コーレス(Colles)骨折の牽引直圧整復法で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3.遠位骨片を過伸展させる。
この問題のポイント
コーレス骨折では、遠位骨片が背側へ転位し、背側傾斜を示しやすくなります。
そのため、整復では遠位骨片の背側転位を戻す方向に操作します。
遠位骨片を過伸展させると、背側転位・背側傾斜を助長するため誤りです。
解説
コーレス骨折は、橈骨遠位端骨折の代表的な型で、手をついて転倒した際に発生しやすい骨折です。
典型的には、遠位骨片が背側・橈側へ転位し、フォーク状変形を呈します。
牽引直圧整復法では、まず長軸方向に牽引して短縮や噛合を解除し、遠位骨片の背側から圧を加えて掌側方向へ戻します。
また、遠位骨片の回外転位を矯正する目的で回内方向へ誘導することがあります。
しかし、遠位骨片を過伸展させる操作は、コーレス骨折で問題となる背側傾斜を強める方向であり、整復として不適切です。
したがって、誤っているのは遠位骨片を過伸展させるです。
選択肢の確認
1.転位軽度な骨折に対して行う。
正しい。
牽引直圧整復法は、比較的転位が軽度な骨折に対して用いられます。
2.遠位骨片背側から圧をかける。
正しい。
コーレス骨折では遠位骨片が背側へ転位するため、背側から掌側方向へ圧を加えて整復します。
3.遠位骨片を過伸展させる。
誤り。
遠位骨片を過伸展させると、背側転位や背側傾斜を助長します。整復方向として不適切です。
4.遠位骨片を回内させる。
正しい。
遠位骨片の回外傾向を矯正するため、回内方向への誘導が行われることがあります。
覚えるポイント
- コーレス骨折は橈骨遠位端の背側転位が特徴。
- 整復では遠位骨片を背側から掌側へ押し戻す。
- 遠位骨片を過伸展させる操作は誤り。
- 牽引で短縮を除き、直圧で背側転位を矯正する。