112F32|第112回 医師国家試験 過去問

社会医学・医療システム公衆衛生学校・母子保健

健やか親子21(第1次)で設定した目標項目のうち、平成25年の最終評価で目標設定当時より悪化していると評価されたのはどれか。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

母子保健施策の評価は、改善した指標と悪化した指標を対象期間に沿って確認します。第1次の最終評価では10代の自殺率が課題となりました。

解説

健やか親子21は妊娠・出産・育児から思春期までの母子保健課題に取り組む国民運動です。第1次の平成25年最終評価では、多くの死亡・予防・生活習慣指標が改善する一方、10代の自殺率は目標設定時より悪化した項目に含まれました。医療技術や予防接種による身体的健康の改善だけで、思春期の精神的・社会的課題が解決するわけではないことを示します。設問は当時の評価であり、その数値や判定を現在の状況にそのまま置き換えません。

選択肢の確認

a 周産期死亡率
誤り。周産期死亡率は医療体制の整備などを背景に改善した指標で、提示された悪化項目ではありません。

b 10代の自殺率
正しい。10代の自殺率は最終評価で悪化したとされ、思春期の心の健康支援が残された課題でした。

c むし歯のない3歳児の割合
誤り。むし歯のない3歳児の割合は増加する方向が改善です。この項目は悪化したものではありません。

d 育児期間中の両親の自宅での喫煙率
誤り。自宅での両親の喫煙率は低下する方向が望ましく、この選択肢は悪化項目に該当しません。

e 生後6か月までにBCG接種を終了している者の割合
誤り。指定期間内にBCG接種を終えた者の割合は改善した指標です。なお接種制度・推奨時期の変化と当時の評価指標を混同しません。

覚えるポイント

母子保健では死亡率や予防行動の改善に加え、思春期の自殺など心の健康課題を継続して捉えます。

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