112F33|第112回 医師国家試験 過去問
国際生活機能分類〈ICF〉について誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
ICFは障害のある人だけでなく、全ての人の生活機能を心身機能・活動・参加と背景因子の相互作用で捉える分類です。
解説
国際生活機能分類ICFでは、病気や外傷などの健康状態が、心身機能・身体構造、活動、参加に関係します。さらに環境因子や個人因子が相互に影響します。階段しかない建物など環境側の条件によって活動が制限されることもあり、機能障害から一方向に活動・参加が悪化するだけのモデルではありません。健康な人も含めて使える枠組みで、特定の障害者を選別する分類ではないことが設問の中心です。
選択肢の確認
a 疾病は健康状態に含まれる。
正しい内容です。疾病や外傷などは健康状態に含まれ、生活機能と相互に関わります。
b 環境因子は背景因子に含まれる。
正しい内容です。環境因子は個人因子とともに背景因子として位置付けられ、支援にも障壁にもなり得ます。
c 健康状態は参加に影響を与える。
正しい内容です。健康状態は社会生活への関わりである参加に影響し、逆方向の影響も含めて考えます。
d 対象を障害者とした分類である。
誤った内容なので正答です。ICFは障害者だけでなく、全ての人の健康に関連する生活機能を記述する枠組みです。
e 機能障害がなくても活動が制約される。
正しい内容です。明らかな心身機能障害がなくても、環境や健康状態などにより活動が制限される場合があります。
覚えるポイント
ICFは「人の機能」だけでなく「環境との関係」を見ます。全ての人に使える相互作用モデルです。
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