116C20|第116回 医師国家試験 過去問
内科系内分泌・代謝栄養・ビタミン・エネルギー代謝
生理食塩液輸液下で2日間の絶食により上昇するのはどれか。
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正解: b
正解
b ケトン体
解説
2日間の絶食では、体は糖利用から脂肪分解とケトン体産生へシフトしていきます。
そのため、上昇するのは ケトン体 です。
体内で起きること
絶食が続くと、
- 肝グリコーゲンが消費される
- 脂肪分解が進む
- 肝で ケトン体 が産生される
という流れになります。
生理食塩液だけではエネルギー補給にならないため、この変化は起こります。
他の選択肢
a HbA1c
過去1〜2か月の平均血糖を反映するため、2日間では変化しません。c アルブミン
半減期が長く、短期間の絶食で上昇しません。d トリグリセリド
絶食でむしろ低下傾向になることがあります。e 総コレステロール
短期間で上昇する指標ではありません。
ひっかけポイント
絶食で「栄養が減る」ことばかりに目が向くと迷いますが、
代謝の観点では 脂肪分解 → ケトン体増加 が重要です。
覚えるポイント
- 絶食 → ケトン体上昇
- HbA1c、アルブミン は短期では動きにくい
- 生理食塩液は 水分とNa補給 であり、エネルギー補給ではない