116F11|第116回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム公衆衛生環境保健・国際保健
すべての人が、適切な保健医療サービスを必要時に支払い可能な費用で受けることができる状態を目指す、国際保健分野の取り組みの英語名称はどれか。
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正解: a
正解
- a Universal Health Coverage〈UHC〉
解説
UHCは、すべての人が、必要な保健医療サービスを、経済的困難に陥ることなく受けられる状態を目指す考え方です。
問題文の「必要時に」「支払い可能な費用で」「適切な保健医療サービスを受けることができる」という表現が、そのままUHCの定義に対応します。
国際保健では頻出の基本概念で、医療アクセスと経済的保護の両方を含む点が重要です。
各選択肢の検討
a Universal Health Coverage〈UHC〉
正しいです。医療サービスへの普遍的なアクセスと、医療費による経済的破綻の回避を目標にします。b Sustainable Development Goals〈SDGs〉
誤りです。SDGsは国連の持続可能な開発目標全体を指します。UHCはSDGsの中でも保健分野と深く関係しますが、用語そのものは別です。c Official Development Assistance〈ODA〉
誤りです。ODAは政府開発援助のことで、国際保健を支える資金や支援の枠組みの一つです。目指す状態そのものを表す語ではありません。d International Health Regulations〈IHR〉
誤りです。IHRは国際保健規則で、感染症などの国際的公衆衛生危機への対応に関する枠組みです。e International Classification of Diseases〈ICD〉
誤りです。ICDは疾病分類です。診断名や統計整理に用いますが、医療保障の概念ではありません。
覚えるポイント
- UHCは「すべての人が、必要な医療を、支払い可能な範囲で受けられること」です。
- SDGsは目標群、ODAは援助、IHRは国際規則、ICDは疾病分類です。
- 国試では、用語の略称と役割の違いを整理しておくことが大切です。