116F5|第116回 医師国家試験 過去問
内科系内分泌・代謝脂質・肥満・メタボ
トリグリセリド高値の原因とならないのはどれか。
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正解: d
正解
- d 甲状腺機能亢進症
解説
トリグリセリド高値は、VLDL 産生増加や中性脂肪の分解・利用低下で起こります。
臨床では、肥満、インスリン抵抗性、アルコール多飲などが代表的原因です。
甲状腺機能亢進症では代謝が亢進し、一般に脂質は低下しやすいため、トリグリセリド高値の原因としては典型的ではありません。
各選択肢の検討
a 先端巨大症
成長ホルモン過剰によりインスリン抵抗性を来し、脂質異常を伴うことがあります。b 内臓脂肪蓄積
適切です。メタボリックシンドロームの背景として高トリグリセリド血症を起こしやすいです。c アルコール多飲
適切です。肝での中性脂肪合成を促進し、トリグリセリド高値の原因になります。d 甲状腺機能亢進症
正しい選択肢です。脂質異常の原因としては、むしろ甲状腺機能低下症が重要です。e インスリン抵抗性増加
適切です。高トリグリセリド血症の代表的背景です。
ひっかけポイント
甲状腺疾患と脂質異常の組合せは頻出です。
甲状腺機能低下症
LDL コレステロールや中性脂肪が上がりやすい甲状腺機能亢進症
脂質は低下しやすい
ここを逆にしないことが重要です。
覚えるポイント
中性脂肪高値の代表
内臓脂肪蓄積、インスリン抵抗性、アルコール、多量の糖質摂取甲状腺機能亢進症は高トリグリセリド血症の典型ではない