116F6|第116回 医師国家試験 過去問
小児・周産期・女性医学小児科新生児・周産期
母子健康手帳の便色カードを別に示す。 生後1か月時に便色が1番を呈した場合考えられる疾患はどれか。

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正解: b
正解
- b 胆道閉鎖症
解説
母子健康手帳の便色カードで1番のような白色便、灰白色便がみられた場合は、胆汁が腸管へ十分に流れていないことを考えます。
生後 1 か月でこの所見があれば、最も重要なのは胆道閉鎖症です。
胆道閉鎖症では胆汁うっ滞のため便に胆汁色素が混じらず、白っぽい便になります。早期診断が極めて重要で、外科的治療は遅れるほど予後が悪くなるため、便色カードによる拾い上げは国試でも重要なテーマです。
各選択肢の検討
a 母乳性黄疸
間接ビリルビン優位の黄疸が中心で、通常は白色便になりません。b 胆道閉鎖症
正しいです。乳児の白色便でまず疑うべき疾患です。c 乳糖不耐症
下痢や腹部膨満が中心であり、白色便は典型的ではありません。d ビタミンK欠乏症
出血傾向が問題になる疾患で、便色異常そのものを主徴とはしません。e 新生児乳児消化管アレルギー
血便や粘液便をみることはありますが、胆汁うっ滞による白色便とは異なります。
国試での判断軸
- 乳児の白色便=胆汁うっ滞
- 胆汁うっ滞でまず疑うべき重要疾患=胆道閉鎖症
- 便色カードは、その早期発見のために使われます。
覚えるポイント
- 便色カード 1 番相当の白色便は要注意
- 胆道閉鎖症は早期診断が重要
- 母乳性黄疸では、通常便色は保たれる