26PM61|第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問
次の記述のうち、「精神保健福祉法」に規定される精神科病院の管理者の役割として、正しいものを2つ選びなさい。 (注) 「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。
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正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
精神科病院管理者の役割と、都道府県知事・精神医療審査会の権限を区別します。医療保護入院では、本人への書面告知と都道府県知事への届出が管理者に課されます。
解説
出題時点の精神保健福祉法では、精神科病院の管理者が医療保護入院を行ったとき、入院措置の内容、理由、退院請求等に関する事項を書面で本人へ知らせ、所定事項を都道府県知事へ届け出ます。退院請求を受けて入院継続の要否を審査するのは精神医療審査会であり、管理者自身ではありません。措置入院は都道府県知事の権限による入院で、行政機関職員等との面会は法律上制限してはならない類型です。
選択肢の確認
1.入院者からの退院請求に対し、その者の入院継続の要否を審査する。
誤り。退院請求を受けた都道府県知事が精神医療審査会に審査を求め、管理者が自ら審査するのではありません。
2.措置入院者に自傷他害の恐れが消失した場合、直ちに、その者を退院させる。
誤り。措置入院は都道府県知事の権限で行われ、管理者は指定医の診察結果を届け出るなど所定手続をとります。
3.医療保護入院を行う場合、その旨を本人に書面で知らせる。
正しい。入院措置、理由、権利等を本人へ書面で告知することは病院管理者の役割です。
4.入院者に対して、行政機関の職員との面会を制限する。
誤り。都道府県等の行政機関職員との面会は、管理者が制限できない行動制限に含まれます。
5.都道府県知事に対して、医療保護入院者の入院届を出す。
正しい。医療保護入院を行った管理者は、所定の期間と事項に従い都道府県知事へ届け出ます。
覚えるポイント
医療保護入院の管理者義務は「本人への書面告知+知事への入院届」。退院請求の審査主体は精神医療審査会です。