27AM14|第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問
都市に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
都市社会学の人物と理論の組合せを問う問題です。ワースのアーバニズム、ジンメルの都市的心性、フィッシャーの下位文化理論、バージェスの同心円地帯理論、鈴木榮太郎の結節機関を対応させます。
解説
鈴木榮太郎は、都市を、社会的交流の結節機関を内部にもつことによって村落と異なる聚落社会として捉えたため、5が正答です。都市には行政、経済、交通、教育などの専門的機関が集まり、人や機能の結節点になります。他の選択肢は提唱者が入れ替えられています。都市論は「誰が」「どの視点から」都市を説明したかを一組ずつ覚えると整理しやすくなります。
選択肢の確認
1.サムナー(Sumner, W.G.)は、都市に特徴的な生活様式をアーバニズムとした。
誤り。都市に特有の生活様式をアーバニズムとして論じた代表者はワースです。
2.ジンメル(Simmel, G.)は、都市では多様な下位文化が形成されるとした。
誤り。都市の人口量・密度・異質性が下位文化を発達させるとしたのはフィッシャーです。ジンメルは大都市の精神生活を論じました。
3.フィッシャー(Fischer, C.)は、都市を人間生態学的に分析した。
誤り。フィッシャーは下位文化理論で知られます。人間生態学的分析はシカゴ学派のパークやバージェスなどと結び付きます。
4.倉沢進は、都市は同心円状的に形成されるとした。
誤り。都市が中心から同心円状の地帯を形成するモデルを示したのはバージェスです。
5.鈴木榮太郎{すずきえいたろう}は、都市は結節機関を持つ聚落社会{じゅらくしゃかい}であるとした。
正答。鈴木は結節機関をもつ聚落社会として都市を定義しました。
覚えるポイント
ワース=アーバニズム、フィッシャー=下位文化、バージェス=同心円地帯、鈴木榮太郎=結節機関をもつ聚落社会です。似た都市理論はキーワードと人物を対にして覚えます。