27AM9第27回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)共通科目心理学と心理的支援

エリクソン(Erikson, E.)の発達段階説における青年期の心理社会的危機として、正しいものを1つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

エリクソンの心理社会的発達理論は、各発達段階の中心的な葛藤を対応させる問題です。青年期は「自分は何者か」「将来どのような役割を担うか」を探る時期で、同一性の確立が中心課題になります。

解説

エリクソンは青年期の発達課題を「同一性 対 同一性混乱」としたため、2が正答です。青年は職業、価値観、人間関係、社会的役割などを探索し、それらを一貫した自己像へまとめていきます。達成が不十分なら役割の混乱が生じ得ますが、探索中であること自体を病的と捉えてはいけません。ほかの選択肢は乳児期、幼児期、学童期、成人期の課題です。支援では本人の迷いや選択を尊重し、性急に答えを押し付けない姿勢が重要です。

選択肢の確認

1.基本的信頼 対 基本的不信
誤り。養育者との関係を通じて世界への信頼を育てる、乳児期の心理社会的課題です。

2.同一性 対 同一性混乱
正答。青年期に、さまざまな役割を探索しながら一貫した自己の感覚を形成する課題です。

3.勤勉性 対 劣等感
誤り。学習や活動を通して能力と達成感を育てる、主に学童期の課題です。

4.自発性 対 羞恥心
誤り。エリクソンの対概念を正確に組み合わせていません。自律性に対するのは恥・疑惑、自発性に対するのは罪悪感です。

5.ジェネラティビティ 対 停滞
誤り。次世代を育て社会へ貢献することに関わる、主に成人期の課題です。

覚えるポイント

青年期は「同一性 対 同一性混乱」です。乳児期の基本的信頼、幼児期の自律性・自発性、学童期の勤勉性、成人期の親密性・ジェネラティビティという流れの中で位置付けます。

関連問題

27AM827AM10
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)