28AM7第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)共通科目心理学と心理的支援

事例を読んで、次のうち、現在のAさんに生じている状況を説明する現象として、最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Aさん(25歳)は、1年半前、バスの中で息苦しくなり、このまま心臓が止まってしまうのではないかと恐怖に襲われる経験をした。その後、バスに乗ると強い恐怖を感じるようになってしまい、バスに乗れなくなってしまった。病院を受診したところ、身体的な異常は認められなかった。しかし、現在では電車などのバス以外の乗り物にも恐怖を感じるようになってしまった。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

学習した反応が、元の刺激と似た別の刺激にも広がる現象を見分けます。Aさんの恐怖は最初のバスだけに限られず、電車など共通点のある乗り物へ広がっています。

解説

般化とは、ある刺激に対して形成された反応が、類似した刺激にも生じることです。Aさんはバスで強い恐怖を経験した後、バスだけでなく電車などにも恐怖を感じるようになったため、刺激般化で説明できます。支援では「乗り物が怖い人」と固定的に捉えず、恐怖が生じる状況、強さ、回避が生活に与える影響、本人の希望を丁寧に評価します。

選択肢の確認

1.強化
誤り。強化は行動の後の結果によって、その行動が今後起こる頻度を高める過程を指します。

2.消去
誤り。消去は条件づけられた反応が、強化されない経験の反復などにより弱まる過程です。

3.般化
正答。バスに対する恐怖が、似た特徴をもつ電車など別の乗り物にも広がっています。

4.弁別
誤り。弁別は似た刺激を区別し、特定の刺激にだけ異なる反応を示すことです。

5.馴化{じゅんか}
誤り。馴化は同じ刺激を繰り返し受けることで、その刺激への反応が次第に弱まる現象です。

覚えるポイント

似た刺激へ反応が広がるのが般化、刺激ごとに反応を区別するのが弁別、繰り返しで反応が弱まるのが馴化です。本事例は「バスから他の乗り物へ広がった」が決め手です。

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