59AM097|第59回 作業療法士国家試験 過去問
全般性不安障害で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.男性と比較して女性に多い。
この問題のポイント
全般性不安障害(GAD)の性別差を理解することで、臨床現場で患者の背景を正確に把握できる。性別による発症率の違いは、診断・支援計画の立案において重要なヒントとなる。
解説
全般性不安障害は、日常生活におけるさまざまな事柄に対して過剰な不安をもつ状態で、6か月以上継続するが、特に女性に多く見られる。研究によれば、女性の有病率は男性の約2倍とされ、女性に多い精神疾患の一つである。この不安は、自律神経系の過活動(動悸、手震え、発汗など)を伴いやすく、ストレスや環境要因に強く影響される。また、GADはうつ病や恐怖症など他の精神疾患と高頻度で併存することが知られている。慢性化しやすく、症状の消長は環境や生活環境に左右されるため、単一の原因で決まるとは言えない。作業療法においては、こうした不安の背景を理解し、環境調整や生活リズムの支援を通じて症状の軽減を目指すことが重要である。
選択肢の確認
1.慢性化はまれである。:誤り。GADは慢性化しやすく、生涯持続型のケースが多く、再発・持続が特徴。
2.男性と比較して女性に多い。:正しい。女性有病率が男性の約2倍とされる。
3.自律神経系の過活動はみられない。:誤り。動悸、手震え、口渇などは典型的な症状。
4.症状の消長に環境要因は影響しない。:誤り。ストレスや生活環境の変化が症状に強く影響。
5.他の精神疾患と併存することはない。:誤り。うつ病やパニック障害との併存は高い。
覚えるポイント
「女性に多い」「自律神経症状あり」「環境に影響される」「慢性化傾向」は、GADを理解するための4つのキーワード。特に性別差は、初診時の最初のヒントとなるため、常に意識すべき。