59PM038|第59回 作業療法士国家試験 過去問
臨床実習にて訪問リハビリテーションに同行する学生の行動で最も適切なのはど れか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
訪問リハビリテーションでは、対象者のプライバシーと信頼関係の維持が極めて重要です。特に在宅訪問の場では、個人情報の適切な管理が倫理的・法的要件を満たすため、情報共有の場所や方法に慎重さが求められます。
解説
訪問リハビリにおいて、学生が指導者と対象者の情報を共有する際、その場所(在宅)では個人情報の口頭報告や非公式な共有は避けるべきです。在宅環境では、患者の生活空間がプライベートであり、廊下や玄関など公共空間で情報の共有は周囲に漏れやすく、プライバシー侵害につながる可能性があります。そのため、情報の共有は訪問先では行わず、安全でプライバシーが確保された場所(例:事業所、施設内の指定スペース)で行うことが適切です。これは患者の信頼関係を損なうリスクを回避し、医療倫理と個人情報保護法に沿った行動を実現します。
選択肢の確認
1.対象者との会話は常に録音する。:記録は同意なしでは倫理的・法的に不適切。プライバシー侵害のリスクがある。
2.メモは実習終了後にゴミ箱に捨てる。:個人情報が含まれるメモはシュレッダーで廃棄すべき。ゴミ箱投棄は情報漏洩の危険がある。
3.屋内の写真は許可を得ずに撮影できる。:対象者宅の撮影は必ず許可を得る必要がある。無断撮影はプライバシー侵害。
4.訓練実施後のバイタルサイン測定は必要ない。:高齢者や合併症のある患者では運動後の確認が安全管理上極めて重要。必要不可欠。
5.指導者との対象者情報の共有は訪問先では行わない。:正しい。在宅訪問では情報共有を避え、安全な場で行うべき。
覚えるポイント
「訪問先では情報は共有しない。プライバシーを守り、信頼関係を築くために、情報共有は指定された場所で行う」。この原則は訪問リハビリの基本となる。