61AM040|第61回 作業療法士国家試験 過去問
心理検査と評価内容の組合せで適切なのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
心理検査の種類と評価内容の対応を、検査の性質(作業法・投影法・神経心理検査)に沿って正しく結びつけることが鍵です。特に作業療法においては、患者の行動・性格・精神的安定性を評価する際、作業検査法が直接的な情報提供を可能にします。
解説
内田・クレペリン精神検査は、1桁の数字を連続して足し算する作業を実施し、その作業量や作業曲線(U字型、変曲型など)のパターンから、性格の傾向や行動様式、精神的安定性を評価する作業検査法です。この検査は、作業の継続性や集中力、性格の柔軟性などを観察できるため、臨床現場で性格・行動面の特徴を把握する上で有効です。
一方、他の選択肢は検査の性質と評価内容が不一致です。P-Fスタディは欲求不満への反応から攻撃性や自我防衛のタイプを評価する投影法であり、認知機能とは関係ありません。Rorschachテストはパーソナリティの総合的評価を行う投影法で、自己効力感とは直接関係ありません。TATは無意識の動機や対人関係を評価する投影法で、介護負担度とは関連性が低いです。WCSTは前頭葉機能(遂行機能)を評価する神経心理検査であり、自我状態とは関連性が薄いです。
選択肢の確認
1.P-F スタディ 認知機能:間違え。性格・感情反応の評価。
2.Rorschach テスト 自己効力感:間違え。パーソナリティ総合評価。
3.TAT 認知症介護負担度:間違え。無意識の動機評価。
4.WCST 自我状態:間違え。前頭葉機能評価。
5.内田・クレペリン精神検査 性格・行動面の特徴:正しい。作業曲線から性格・行動を評価。
覚えるポイント
「作業検査法」なら「作業のパターンから性格・行動を読む」。内田・クレペリンはその代表的例です。検査の方法(作業法)と評価内容を結びつけることで、臨床で正確な判断が可能になります。