61PM092|第61回 作業療法士国家試験 過去問
糖尿病の合併症に対する検査で優先度が低いのはどれか。
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正解: 2
正答
2.聴力
この問題のポイント
糖尿病の慢性合併症の評価において、優先度が高い検査項目は「網膜症」「腎症」「神経障害」の評価です。これらの合併症は、長期的な血糖コントロールの悪化により進行し、視覚・腎機能・足の機能に深刻な影響を与えるため、定期的な検査が求められます。一方、聴力はこれらの主要な合併症評価項目に含まれず、臨床的にもその重要性は低いとされています。
解説
作業療法士が患者の生活支援に介入する際、糖尿病の合併症の早期発見・管理はADL(日常生活能力)の維持に直結します。特に、網膜症は失明の主な原因であり、眼底検査は必須です。尿蛋白は腎症の早期発見に有効で、足部感覚やアキレス腱反射は末梢神経障害の評価に重要です。しかし、聴力検査は糖尿病の主要合併症の定期評価項目に含まれず、臨床ガイドラインでも標準的評価項目とは位置付けられていません。そのため、この検査は他の合併症評価と比較して優先度が低いと判断されます。
選択肢の確認
1.眼 底:糖尿病網膜症の早期発見に不可欠。優先度が高い。
2.聴 力:聴力低下は糖尿病と関連があるが、定期検査項目に含まれない。優先度が低い。
3.尿蛋白:腎症の初期兆候を検出するため、重要。優先度高い。
4.足部感覚:足壊疽のリスク評価に不可欠。優先度高い。
5.アキレス腱反射:神経障害の評価に用いられる。優先度高い。
覚えるポイント
「眼・尿・足」の3つは糖尿病の合併症評価で必ずチェックすべき項目です。その中で「聴力」は、患者の生活質の観点からも重要ではありますが、標準的な検査項目ではないため、優先度が最も低いと判断します。