53AM022|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
オートレフケラトメータの結果(別冊No. 3)を別に示す。考えられるのはどれか。

解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
オートレフケラトメータの結果から病態を推定する図問題です。
解説
ケラトメータ値は平均曲率半径9.78 mm、角膜屈折力34.50 Dと、正常(曲率半径約7.7 mm・約43 D)に比べて著しく平坦で角膜屈折力が低いのに、屈折値は+0.00 D◯cyl−0.50 Dとほぼ正視です。角膜だけが人為的に平坦化された状態を意味し、LASIK術後と考えられます。
近視眼の眼軸長のまま角膜だけを平坦化して正視化しているため、この乖離が生じます。円錐角膜なら逆に角膜屈折力が増大し、強い不正乱視を伴います。翼状片や角膜穿孔は角膜乱視が大きくなり、遠視性乱視なら屈折値に遠視が出ます。
選択肢の確認
1.翼状片
誤り。翼状片では不正な角膜乱視が生じるが屈折力の一様な低下は説明できない。
2.円錐角膜
誤り。円錐角膜では角膜屈折力が増大し強い不正乱視を伴う。
3.角膜穿孔
誤り。角膜穿孔では測定自体が困難である。
4.遠視性乱視
誤り。遠視性乱視では角膜屈折力の著明な低下は伴わない。
5.LASIK 術後
正しい。角膜屈折力の著明な低下はLASIK術後の状態を示す。
覚えるポイント
- 正常な角膜屈折力は約43 D。LASIK後は平坦化して低下する。
- 角膜が薄くなるため眼圧も低く測定される。
- IOL度数計算には屈折矯正術後専用の式を用いる。