53PM068|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
33 歳の男性。コンタクトレンズ作成を希望して来院した。オートレフケラトメータの結果(別冊No. 6)を別に示す。中間透光体と眼底に異常を認めない。正しいのはどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
オートレフケラトメータの結果からコンタクトレンズの適応を判断する図問題です。
解説
右眼は−0.75 D◯cyl−2.50 D 180°で角膜乱視−2.50 D(91°)、左眼は−1.00 D◯cyl−1.50 D 178°で角膜乱視−2.00 D(92°)です。角膜曲率半径の測定値から、両眼に角膜乱視が相当量あることがわかります。この乱視を球面ソフトコンタクトレンズでは矯正できないため、トーリックコンタクトレンズが適応となります。
中間透光体と眼底に異常がなく、屈折値の乱視成分が角膜乱視とほぼ一致していることも、角膜由来の乱視でありトーリックレンズで矯正できることを支持します。
選択肢の確認
1.左眼は混合乱視である。
誤り。左眼の両経線は同じ側にあり混合乱視ではない。
2.等価球面値で左眼の近視は右眼より強い。
誤り。等価球面値では左眼の近視が右眼より強いとはいえない。
3.トーリックコンタクトレンズは適応である。
正しい。相当量の角膜乱視があり、トーリックコンタクトレンズが適応である。
4.左眼は平均的な角膜よりもスティープである。
誤り。左眼の角膜曲率は平均的な角膜よりフラットである。
5.右眼の角膜乱視は主に水晶体乱視で低減されている。
誤り。右眼の角膜乱視は屈折乱視とほぼ一致しており水晶体乱視で低減されていない。
覚えるポイント
- トーリックコンタクトレンズ=1.0 D以上の乱視が矯正の目安。
- 軸の回転を防ぐ設計(プリズムバラスト、ダブルスラブオフ)が必要。
- 全乱視=角膜乱視+水晶体乱視。両者が打ち消し合うことも多い。