52AM072|第52回 視能訓練士国家試験 過去問
78 歳の女性。乳癌治療中。見えづらさを主訴に来院した。前眼部、中間透光体および眼底に異常を認めない。MRI の結果(別冊No. 11)を別に示す。この患者の視野異常はどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
MRI所見から視野異常を推定する図問題です。
解説
乳癌の治療中という背景から転移性脳腫瘍が疑われ、MRIで病変が右側の視放線または後頭葉にあれば、視野異常は左同名半盲となります。
視交叉より後方の病変では、対側の視野が両眼とも欠けます。前眼部・中間透光体・眼底に異常がないことも、視路より後方の病変であることを支持します。
選択肢の確認
1.求心性視野狭窄
誤り。求心性視野狭窄は網膜色素変性や末期緑内障の所見である。
2.水平半盲
誤り。水平半盲は虚血性視神経症の所見である。
3.接合部暗点
誤り。接合部暗点は視交叉前部の病変でみられる。
4.左同名半盲
正しい。右側の視放線・後頭葉の病変により左同名半盲となる。
5.両耳側半盲
誤り。両耳側半盲は視交叉部病変でみられる。
覚えるポイント
- 視交叉より後方=対側の同名半盲。
- 後頭葉病変=黄斑回避を伴い、視力・対光反射は正常。
- 悪性腫瘍の既往がある患者の視野異常では転移性脳腫瘍を鑑別に入れる。