51PM071|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
50 歳の男性。右眼で物が歪んで色が薄く見えることを主訴に来院した。高血圧と脂質異常症の治療を受けている。視力は右1.0(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。前眼部と中間透光体に異常は認めない。眼底写真、蛍光眼底造影写真およびOCT (別冊No. 9)を別に示す。考えられる疾患はどれか。

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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
中年男性の片眼の歪視と眼底所見から疾患を判断する図問題です。
解説
50歳男性の片眼の**変視症(歪んで見える)と色が薄く見える(彩度の低下)**という訴えで、視力は1.0と比較的保たれ、OCTで黄斑部に漿液性網膜剥離、蛍光眼底造影で漏出点がみられる所見は、中心性漿液性脈絡網膜症の典型です。
中年男性、ストレス、ステロイド使用が誘因になります。小視症・遠視化も伴います。
選択肢の確認
1.黄斑円孔
誤り。黄斑円孔では中心暗点と視力低下がより顕著となる。
2.中心性漿液性脈絡網膜症
正しい。変視症と漿液性網膜剥離、漏出点の所見は中心性漿液性脈絡網膜症である。
3.糖尿病黄斑浮腫
誤り。糖尿病黄斑浮腫では嚢胞様の貯留と糖尿病網膜症の所見を伴う。
4.網膜中心動脈閉塞症
誤り。網膜中心動脈閉塞症は突然の高度視力低下をきたす。
5.裂孔原性網膜剝離
誤り。裂孔原性網膜剥離では周辺からの視野欠損が進行する。
覚えるポイント
- 中心性漿液性脈絡網膜症=中年男性、片眼、変視症・小視症・遠視化・彩度低下。
- 蛍光眼底造影で墨汁流出像・噴出像(漏出点)。
- 多くは自然軽快するが、再発・遷延例にはレーザーや光線力学的療法を行う。