53PM071|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
25 歳の男性。眼精疲労を主訴に来院した。4 歳ころから時々外斜視になる。視力は右1.5(矯正不能)、左1.5(矯正不能)。前眼部、中間透光体および眼底に異常を認めない。眼球運動制限はなく、輻湊は正常範囲であった。眼位の写真(別冊 No. 9)を別に示す。この患者で有無を確認すべき所見はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 3・4
正答
3、4
この問題のポイント
間欠性外斜視の患者で確認すべき所見を問う図問題です。
解説
間欠性外斜視では、外斜位を融像で代償するために過剰な輻湊が働き、それに連動した調節で近視化する斜位近視が起こりえます。眼精疲労の訴えとも合致する所見です。
また、明るい場所で**片目をつぶる(片目つぶり)**のは間欠性外斜視に特徴的な行動で、融像が破れて複視や混乱視が生じるのを避けるためと考えられています。
選択肢の確認
1.γ 角異常
誤り。γ角異常は偽斜視の原因であり、実際の斜視があるこの症例では確認の対象ではない。
2.交差固視
誤り。交差固視は乳児内斜視でみられる。
3.斜位近視
正しい。眼精疲労の原因として斜位近視の有無を確認すべきである。
4.片目つぶり
正しい。片目つぶりは間欠性外斜視に特徴的な行動である。
5.Bielschowsky 現象
誤り。Bielschowsky現象は交代性上斜位や上斜筋麻痺の所見である。
覚えるポイント
- 間欠性外斜視=明所での片目つぶり、疲労時や遠方視での顕性化。
- 斜位近視=両眼開放時のほうが近視が強く、視力が低い。眼精疲労の原因。
- 立体視が保たれているうちに治療を検討する。