53PM072|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
60 歳の男性。以前から右眼鼻側の結膜充血と角膜にかかる混濁があったが、徐々に大きくなってきたため来院した。右眼の細隙灯顕微鏡写真(別冊No. 10)を別に示す。正しいのはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
翼状片の特徴を問う図問題です。
解説
翼状片は、鼻側の結膜下組織が三角形(翼状)に角膜へ侵入する疾患です。角膜の鼻側だけを牽引して扁平化させるため、その経線(水平方向)の屈折力が下がり、相対的に垂直方向が強くなる直乱視をきたします。
男性・高齢者・屋外労働者(紫外線曝露)に多く、良性の疾患です。まれに耳側にも生じます。
選択肢の確認
1.女性に多い。
誤り。男性に多い。
2.若年者に多い。
誤り。高齢者に多い。
3.悪性疾患である。
誤り。良性疾患である(悪性のものは扁平上皮癌などとして鑑別する)。
4.直乱視をきたす。
正しい。角膜の鼻側を牽引し扁平化させるため直乱視をきたす。
5.耳側には生じない。
誤り。まれに耳側にも生じる。
覚えるポイント
- 翼状片=紫外線曝露が主要因。男性・高齢者・屋外労働者に多い。
- 鼻側の角膜が扁平化し直乱視(水平経線の屈折力低下)をきたす。
- 瞳孔領に達するか乱視が強ければ手術。再発予防に結膜自己移植を併用する。