51PM073|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
25 歳の男性。2年前から右眼が眼鏡を装用しても見えにくいことを主訴に来院した。視力は右0.05(0.1×-13.00D)であった。前眼部細隙灯顕微鏡写真(別冊No. 11A)及び角膜形状解析装置検査の結果(別冊No. 11B)を別に示す。考えられる疾患はどれか。

解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
強い近視と角膜形状解析の所見から疾患を判断する図問題です。
解説
25歳男性の眼鏡で矯正できない視力低下(−13.00 Dでも0.1)と、角膜形状解析での**下方の急峻化(非対称な不正乱視)**という所見は、円錐角膜の典型です。
角膜中央が菲薄化して前方に突出し、強い不正乱視をきたします。細隙灯顕微鏡ではFleischer輪、Vogt線条、Munson徴候がみられます。矯正にはハードコンタクトレンズが有効です。
選択肢の確認
1.翼状片
誤り。翼状片では鼻側からの結膜組織の侵入がみられる。
2.円錐角膜
正しい。角膜下方の急峻化と眼鏡矯正不能な強度近視性乱視は円錐角膜である。
3.角膜潰瘍
誤り。角膜潰瘍では実質欠損と炎症所見がみられる。
4.角膜ジストロフィ
誤り。角膜ジストロフィでは両眼性の実質混濁がみられる。
5.単純ヘルペス角膜炎
誤り。単純ヘルペス角膜炎では樹枝状病変と角膜知覚低下がみられる。
覚えるポイント
- 円錐角膜=思春期発症、進行性の角膜菲薄化と突出。不正乱視。
- 所見=Fleischer輪、Vogt線条、Munson徴候、急性水腫。
- 矯正=ハードコンタクトレンズ。進行例は角膜クロスリンキング・角膜移植。