55PM011|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
両眼視機能に異常のない健常者に両眼分離下で左右眼に同時に呈示する図形(別冊No. 1)を別に示す。このときに生じる知覚現象で誤っているのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
両眼分離下で異質図形を呈示したときの知覚現象を問う図問題です。
解説
左右の眼にまったく異なる図形を呈示すると、網膜対立(retinal rivalry、両眼視野闘争)が起こり、どちらか一方の像が交互に見えたり、部分ごとに入れ替わったりします。このとき抑制される領域は刻々と変化し、一定ではありません。したがってこの記述が誤りです。
異質図形の投影でみられること、大型弱視鏡で検査できること、眼位が動揺しやすいこと、抑制が両眼交代に起こることは、いずれも正しい記述です。
選択肢の確認
1.異質図形の投影でみられる。
誤り。異質図形の投影でみられるという記述は正しい。
2.大型弱視鏡で検査できる。
誤り。大型弱視鏡で検査できるという記述は正しい。
3.眼位は動揺しやすい。
誤り。眼位が動揺しやすいという記述は正しい。
4.抑制は両眼交代に起こる。
誤り。抑制が両眼交代に起こるという記述は正しい。
5.抑制領域は一定である。
正しい。抑制領域は刻々と変化し一定ではない。
覚えるポイント
- 網膜対立=左右に融像できない異なる図形を呈示したときに生じる交代性の知覚。
- 健常者にも生じる生理的現象。抑制領域は動的に変化する。
- 病的抑制=斜視眼の像が一方的に抑制され続ける。