47AM073|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
10 歳の女児。眼位異常を主訴に来院した。右眼固視と左眼固視の眼位写真(別冊 No. 7)を別に示す。両眼視機能は不良である。この疾患について誤っているのはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
固視眼を替えた眼位写真から交代性上斜位(DVD)を診断し、その特徴を問う問題です。
解説
右眼固視でも左眼固視でも、非固視眼が上転する所見はDVDです。両眼視機能が不良で先天内斜視に伴うことが多く、潜伏眼振を合併し、Heringの法則に従わない分離性(解離性)の眼球運動です。
上下偏位の程度は左右で異なることが多く、両眼同等という記述は誤りです。水平斜視の手術量を決める際にもDVDの影響を考慮する必要があります。
選択肢の確認
1.潜伏眼振を伴うことが多い。
誤り。潜伏眼振を伴うことが多いという記述は正しい。
2.先天内斜視に伴うことが多い。
誤り。先天(乳児)内斜視に伴うことが多いという記述は正しい。
3.分離性眼球運動の1つである。
誤り。分離性眼球運動の一つであるという記述は正しい。
4.上下偏位の程度は両眼同等である。
正しい。上下偏位の程度は左右で異なることが多く、両眼同等ではない。
5.水平斜視手術の矯正効果に影響する。
誤り。水平斜視手術の矯正効果に影響するという記述は正しい。
覚えるポイント
- DVD=非固視眼が緩徐に上転+外方回旋。Heringの法則に従わない。
- 乳児内斜視症候群の構成要素(大角度内斜視・潜伏眼振・下斜筋過動)。
- 左右差があることが多く、手術は左右別に量を決める。