47AM074第47回 視能訓練士国家試験 過去問

26 歳の男性。急な複視を訴えて来院した。視力は右1.0(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。眼位は遠見、近見ともに20 Δの内斜視。軽度の右外転障害がみられる。前眼部、中間透光体および眼底には異常を認めない。次に行うべき検査はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

急性発症の外転神経麻痺に対して次に行うべき検査を問う問題です。

解説

26歳という若年で、急に生じた内斜視と外転障害は、外転神経麻痺を意味します。若年発症の外転神経麻痺では、頭蓋内病変(腫瘍、脱髄、頭蓋内圧亢進)や海綿静脈洞病変の除外が最優先です。

したがって次に行うべきは頭部MRIです。AC/A比・プリズム順応試験・立体視検査・調節麻痺下屈折検査は、いずれも器質的疾患の除外がすんだ後に行う斜視の評価です。

選択肢の確認

1.頭部MRI
正しい。若年の急性外転神経麻痺では頭蓋内病変の除外のため頭部MRIを行う。

2.AC/A 比の測定
誤り。AC/A比の測定は器質的疾患の除外後に行う。

3.プリズム順応試験
誤り。プリズム順応試験は手術方針を検討する段階の検査である。

4.Titmus stereo test
誤り。立体視検査は両眼視機能の評価であり急性期の第一選択ではない。

5.アトロピン硫酸塩点眼下の屈折検査
誤り。調節麻痺下屈折検査は調節性内斜視を疑う場面の検査である。

覚えるポイント

  • 急性の脳神経麻痺=器質的疾患の除外が最優先。
  • 外転神経は頭蓋内走行が長く、頭蓋内圧亢進で偽局在徴候として麻痺する。
  • 高齢者の孤発例では微小血管障害が多く経過観察となることもある。

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