47AM072|第47回 視能訓練士国家試験 過去問
48 歳の女性。1年前から見えにくさを感じるようになり来院した。視力は右1.0(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。前眼部、中間透光体および眼底に異常を認めない。視野(別冊No. 6)を別に示す。予想される病変部位はどれか。

解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
視野の型から病変部位を推定する問題です。
解説
前眼部・中間透光体・眼底に異常がなく視力も良好なのに視野欠損があれば、**視路の後半(視放線以降)**の病変を考えます。
視放線は側頭葉を通る下方の線維(Meyerループ、上四分の一同名半盲を作る)と、**頭頂葉を通る上方の線維(下四分の一同名半盲を作る)**に分かれます。左頭頂葉の病変では、右下四分の一同名半盲(pie on the floor)が生じます。
選択肢の確認
1.左視神経
誤り。左視神経の病変では片眼性の視野障害となる。
2.視交叉
誤り。視交叉の病変では両耳側半盲となる。
3.左外側膝状体
誤り。左外側膝状体の病変では完全な右同名半盲となる。
4.左前頭葉
誤り。左前頭葉は眼球運動の中枢であり視野障害はきたさない。
5.左頭頂葉
正しい。左頭頂葉の視放線病変により右下四分の一同名半盲となる。
覚えるポイント
- 側頭葉(Meyerループ)=上四分の一同名半盲(pie in the sky)。
- 頭頂葉=下四分の一同名半盲(pie on the floor)。
- 後頭葉=黄斑回避を伴う同名半盲。