51AM068|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
23 歳の女性。左眼の視力低下を主訴に来院した。視力は右0.8(1.2×-0.50D◯cyl-0.50D 170°)、左0.01(矯正不能)。両眼とも前眼部、中間透光体および眼底に異常は認めない。Goldmann 視野計による動的量的視野検査で右眼は異常がなく、左眼の途中経過(別冊No. 4)を別に示す。Ⅴ/4e 視標は正面視では見えないが下方 30°では見えており、Ⅴ/4e イソプタをつないだところである。引き続きⅤ/4e 視標の暗点を測定するのに視標を呈示し始める部位はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
動的視野検査における暗点の測定手技を問う図問題です。
解説
暗点を測定するときは、視標を見えない領域から見える領域へ動かして、応答が現れた点をプロットします。すなわち暗点の内側(見えない側)から外側へ向かって視標を動かします。
図では正面視でⅤ/4eが見えず下方30°で見えているので、暗点は中心を含む領域にあります。Ⓐ(中心)とⒹ(中心のすぐ鼻側)は見えない領域の内部なので、ここから視標を動かし始めるのが適切です。Ⓑは下方の見えている側、ⒸとⒺはⅤ/4eイソプタ付近の見えている領域にあり、暗点の測定開始点にはなりません。
選択肢の確認
1.Ⓐ
正しい。暗点の内部にあたる点から外側へ視標を動かすのが正しい手技である。
2.Ⓑ
誤り。この点は暗点の外側にあり呈示開始点として適切でない。
3.Ⓒ
誤り。この点は暗点の外側にあり呈示開始点として適切でない。
4.Ⓓ
正しい。暗点の内部にあたる点から外側へ視標を動かすのが正しい手技である。
5.Ⓔ
誤り。この点は暗点の外側にあり呈示開始点として適切でない。
覚えるポイント
- イソプタの測定=見えない側から見える側へ(求心性に)動かす。
- 暗点の測定=暗点の内側から外側へ動かして境界を求める。
- この症例は視力0.01で中心暗点があり、視神経疾患(球後視神経炎など)を疑う。